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■ 2006.6 オークション出品 ■

+ SD13少年 結城紬アンサンブル着物 [竜潭譚] +









+ 竜潭譚とは… +

泉鏡花著の物語。
躑躅か丘、鎮守の社、かくれあそび、あふ魔が時
大沼、五位鷺、九ツ谺、渡船、ふるさと、千呪陀羅尼
からなる物語です

撮影地はお寺で…と思いながら作ったせいなのか、
何故だか製作中から物語が脳裏から離れず
このアンサンブルのタイトルに使わせていただきました(^^*)
私の中の竜潭譚とは、華美なる言の葉の渦。
幻想的、もしくは神秘的なそれは能でいうと「幽玄」の世界。
かつて、日本のどこにでもあった山深い里の鬱々とした森の中にある鎮守の杜。
心を潜めて聴くと聞こえる小川のせせらぎや小さな虫たちの声音。
永遠に近付き、遠のくかのような風のなびき。
森の木々の葉ずれが震える音色の延々。
まるで過去に遡って行くかのような異界の訪れを。
かつて私たちも森の一部として生きていた頃の既視感、あるいは遺伝たるや。
露出した肌が密度の濃い空気に触れる。
包み込むような優しさを喚起する甘露のような時空間。
その魅力に捕らわれ、
もう家には帰れないのではないかという懼れ。
その、終わることのせつな。

物語に登場する鎮守の杜に咲く、ツツジの美しさは、正しくこの世のものではありません(^^;)